往復700kmの無謀な旅!?
はじめに
前回のファミリーキャンプが2022年GWの増穂浦(現在地震で閉鎖中😢)なので、なんと1年半以上ぶりのファミリーキャンプになりました!
2月の3連休+1日有給が取れたので、どこか遠くに行きたいなぁ...と思ってて、雪中キャンプ(長野県白馬)か、富士山周辺でソロキャンプを計画してました。
ただ、娘のダブル受験が終わり、無事進学先が決まったということで、家族旅行も良いね!...という話になり、行き先が決まらないまま週末前日を迎えました...。
ふもとっぱらキャンプ場に決定!
連休前日に、ダメ元で「ふもとっぱらキャンプ場」の予約サイトを見てみると、なんとキャンセルが結構出ていて、土日の予約が取れちゃいました!👍(キャンセル料はかからないので、一旦キープ!)
問題は、我が家には軽自動車とジムニーシエラ(収納は普通の軽以下w)しかないので、4人でファミリーキャンプなんて不可能に近いという点です😭。
レンタカーも考えましたが、連休直前に取れるわけもなく、ミニバン2~3日で3万円以上かかるということで止めました。(3万出すなら温泉旅行に行く💦)
最終的に以下の作戦で「なんだか、行けそうな気がするぅ~」と思い、ふもとっぱらにファミリーで行くことを決めました!(無謀だとわかっているが、限界を試してみたかった)
- 年末のソロキャンプ時の軽量テントとチタン薪ストーブで寒さ対策と2人分の寝床を確保
- ジムニーシエラを車中泊モードにして2人分の寝床を確保
- カーメイトのルーフボックス BRM320(250L)に嵩張る寝袋や毛布を入れる
- 食材や薪は現地調達でクーラーボックスはなし(冬のメリット)
- 断熱マット、ミニテーブル、エコバッグなどは室内に収める
- リビングは、地べたスタイルでテント内に3人、薪ストの番で1人(椅子1個)で行ける
- 雨の可能性もあるのでタープは持って行くが、ポールはなし
(ワンポールテントとジムニーシエラがあれば張れるはず)
レポート(2/09(金))
準備(21:30-24:00)
行くのが決まったのが、連休前日なので仕事が終わった21時くらいから準備しました💦。朝は6時位に出たいので準備時間として使えない...。
時間がなくて帰ってきた後の画像ですが、出発時はパンパンでギリギリ閉まった状態でした💦。(画像は少し片づけたあとです)
このルーフボックスはスタイリッシュなんですけど、高さがないので積める物が限られてしまうのが難点ですね。
車が大きければ、4人用のワンポールテント(HAPI 4P)を持って行きたいんですけど、ジムニーシエラでは絶対無理です。
寝袋の方も、キャンプ用(ダウン)のコンパクトなやつはデュオキャンプまでしか想定してなかったので、以下の2セットずつしかなかったです😅。
- Soomloomの激安ダウンシュラフ(650FP/1000g)×2(冬用)
- ネイチャーハイクのダウンシュラフ(750FP/400g)×2(春夏秋用)
一応、防災用の化繊寝袋ならコールマンのが大量にありますが、サイズ的に絶対載らないので、代わりに家の毛布数枚で補強して耐えしのぐ作戦にしました。(結果的に失敗で寒かったようです🥶)
レポート(2/10(土))
出発!(5:30-6:45)
5:30に起床し出発の最終準備をしました。
長い道のりなので、6時に出発したかったんですけど、次女の寝起きが悪く7時前になりました😅。
前回は。上越経由で長野に南下するコース(高速が多いけど遠回り)で行きましたが、今回は前から気になっていたGoogleマップの最短ルートで行ってみました。
白川郷のPAに寄りましたが、気温はすでにマイナス2℃!(さむっ🥶)
こちらのルートは距離が短いけど高速道路が繋がっておらず、東海北陸道から長野道への横移動が下道&峠道になるので、移動時間は上越経由とあんまり変わりません💦。逆に雪山の峠道を走るので、精神的に疲れました😫。
ここが噂の安房峠です😲。旧道の方は昔から難所として有名で、スムーズに行っても30分くらいかかるみたいです(冬季は通れません)。今回は、有料のトンネルでわずか5分で通過できました!(ありがたや~)
なので、安房峠よりも、平湯・乗鞍あたりの氷点下の峠道(雪少しあり)の方が怖かったです。
松本に抜ける手前の「道の駅 風穴の里」でトイレ休憩です。路面は、水分がゼロのカラカラの雪でした。
ここまで低温だと、ワイパーのウォッシャー液が凍ってしまい、平地まで視界を確保できませんでした😱。(水タンクは大きいので凍りませんが、途中のホースが凍ってしまうみたい)
松本(長野)まで抜ければ、あとは甲府(山梨)まで高速道路で快適に移動できました。
ただし、富士山(静岡)に抜けるには、最後に峠を越えないと辿り着けません。既に嫌というほど峠を走っているので、正直もうお腹いっぱいです(苦笑)。
あと、ジムニーシエラに4人乗りで、ルーフボックスまで付けているので、今までのスポーティーカーのように軽快に走れないのも困りました(チューニングしてあるので、ジムニーにしては速いんですけどね...)。
キャンプ場手前の「道の駅 朝霧高原」で、食材の買い出しをしました。
サービスエリアやキャンプ場にも地元の肉が売ってましたが、ここでは冷凍ではなく冷蔵の肉(ヨーグル豚)とウィンナーがゲット出来たのがよかったです!👍
到着(13:30)
6時間半かかって、やっと「ふもとっぱらキャンプ場」に到着しました!(疲れた!)
Youtubeでよく見る光景です!実際に見ると馬鹿...広いっすね!!
受付はドライブスルー形式で、かなり効率化されてました😲。(テント泊2,000円、大人4人で4,000円、合計6,000円でした)
設営場所は非常に悩みましたが、中央トイレ近辺は混んでいたので、Bサイトの端っこを選びました。
こちらは、牛舎が近いので、たまに良い匂いがしますw。トレイも5分ほど歩きますが、知らない人が行き来する場所よりマシなので、ここで良かったと思います。
一旦、場所取りのためにワンポールテントを立ててから、昼食を食べに向かいました。
移動中の1枚ですが、すごく良い景色!(この建物は売店です)
静岡おでん屋さんもありました。今回は食べれませんでしたが、次回があれば食べたいですね~😋。
キャンプ場内のレストラン(金山テラス)に到着しました。
とても素敵な施設ですね~😍。
ドーン!素晴らしすぎる絶景!!
ここで食べるのは、名物「豚鹿豚鹿バーガーセット」!!(Youtubeで見て食べてみたかった)
ドリンクはホットミルクにしました。
なかなかのボリュームで、お腹いっぱいになりました😋。
設営(16:00)
売店で地ビールと薪を購入した後、本格的に設営しました。
小型テントで4人も居るので、あっという間に設営が終わりました👍。
かなり手狭ですが、ジムニーで来ること自体が狂気の沙汰なので我慢しましょうw。
ジムニーシエラの方は、車中泊モードにしました。
その後、いろいろやっていると、あっという間に日が暮れてしまいました。
やっぱり、富士山のふもとは寒いですね~。(0℃に迫る勢い!)
チタン薪ストーブがなかったら凍えるだけのサバイバルになるところでしたが、これで室内は15℃前後を保てたので、外用の服を着て丁度良い温度でした。
夕食(17:30)
暗くなるとすることがないので、夕食にしました。
メインは道の駅で買った「ヨーグル豚(トン)」です。
写真写りが悪いですが、美味しい豚肉にステーキスパイスをかけて、ご飯を掻き込めば最高のディナーになりました😋。
サービスエリアで購入したレトルトカレーもありましたが、疲れて面倒くさくなったので、簡単な料理で済ませました💦。
売店で購入した地ビールも美味しかったです。クーラーボックスなしでも、キンキンに冷えてたので、薪ストーブなしでは飲めなかったと思いますw。
就寝(21:30)
夜9時を超えると長距離移動の疲れで、眠たくなってきたので寝床の準備をして、薪ストーブが消えるのを待ちました。
気温はついに0℃になりました。
夜の富士山も撮影しました。少し風が出てましたが、穏やかな夜でよかったです。(テントの墓場と言われるほどの強風が吹くこともあるのでビビってました)
星空タイムラプスも撮りました。うまく撮れたので、そのうち動画で公開します。
レポート(2/11(日))
起床(5:30)
寝てる間の最低気温は-3℃だったようです!さすがに寒い!🥶
車の方もバリバリに凍っていました。そして、車中泊組(娘たち)の方が寒かったそうです💦。
やっぱり、750FP/400gのダウンシュラフじゃ、厚めの毛布で補強しても氷点下には耐えれないみたいです...。
テント組(親)の方が寒いと思って、650FP/1000gのダウン+インナーシュラフ+薄い毛布にしましたが、こちらは暖かいまでは行かないですが、普通に寝れるレベルでした。
日の出の方は、ばっちり見れました😄。(6:30頃でした)
移動時間と寒さには参りましたが、2日とも快晴で天気には恵まれてよかったです。(天気予報を見てから予約できたのもよかった)
朝食(7:00)
朝食はカレーヌードルの予定でしたが、高速のSA/PAで売ってなかったので、鹿肉おやきを食べました。
薪ストーブで焼いて、コーヒーと一緒に頂きました。お手軽で朝ごはんに丁度よかったです。
撤収(10:00)
ちょっと早いですが、帰りも6時間強なので撤収しました。
この日の富士山は雲に隠れてました。
最後にトイレに行った時に、毛無山(けなしやま)を拝んでおきました。(こっちの山も結構良い景色)
よーく見るとパラグライダーが沢山飛んでいました。近くのパラグライダー施設でも富士山キャンプが出来るそうです。(安くて最小限の施設なのでソロキャンプで行ってみたいです)
帰り道(11:00-16:00)
さて、楽しかったふもとっぱらキャンプ場とも、いよいよお別れです。(1泊だと勿体ない!)
途中で双葉SAによって、お土産を買いました。
山梨のお土産と言えば信玄餅!...ということで、武田信玄推しになってましたw。
お昼の時間になっていたので、昼食もここのレストランで済ませました。
普通のラーメンを食べましたが、疲れた体に染みました😋。
レストランの雛壇すごっ!😲
諏訪湖も眺めることが出来ました。(ケバブ屋さん居なかった...)
その後、来た時と同じ険しい峠道を数時間かけて越えて、夕方に自宅に戻れました。(ふぅ)
ジムニーシエラって、ルーフボックスを付けて高速を走ると左右に振られるので、ステアリングを両手でしっかり握って気を張ってないといけないので、マジで疲れました😫。(ステアリングダンパーを強化すれば安定するんですかね?🤔)
帰宅後(18:00-)
お土産です。米とカレーは食べるタイミングを逃して、そのまま自宅へ💦。
朝霧ハムは、その日の夕食の炒飯にトッピングして食べました。最初パンチ力がないと思ったけど、ジワジワ旨味がボディーブローのように出てくる、美味しいウィンナーでした。
甲州ワインカレーは次の日に食べました。牛肉ゴロゴロ系で高級なお味で美味しかったです。
デザートは、もちろん信玄餅です!これを食べるのが楽しみで富士山行ってると言っても過言ではありません!
まとめ
今回は、正直無謀な挑戦でしたが、もう少し改善すれば最小限の快適さを保ったファミリーキャンプが出来る可能性を感じました!🤔
失敗したのが就寝時の寒さ対策ですが、コットは要らなかったので、代わりに冬用寝袋をもう1つ持っていければよかったと思いました😅。まあ、枕も諦めるような限界ギリギリの積載を出発前日の夜にしていたので、なかなか難しかったんですけど...。
季節やキャンプ場が、かなり限定されるキャンプスタイルですが、ジムニーシエラ1台でもファミリーキャンプが不可能ではないことがわかったのは大きな収穫でした。(良い子は真似すんなよw)
ちょうど、雪中ソロキャンプ用に高級ダウンシュラフが欲しいなぁ...と思っていたので、今度探してみようと思いました。(次のファミキャンは、これに懲りて誰も来ない気もしますがw)
走行距離は700kmほど増えて、6333kmに達しました。(通勤に使わないので、遠出で刻んでいる感じです)
燃費は14km/Lくらいだったので、さすがに山道、ルーフボックス、4人乗りだと伸びなかったですね。(片道でガソリンがなくなったのでタンクの容量不足を感じました)
とりあえず無事に旅が終わって良かったです。
では、また!
動画
持ち物チェックリスト
PDFは参照用で、エクセル(XLSX)は編集して皆さんのキャンプでご活用ください。
てつ
冬の長距離+峠+同乗者ありの運転、ほんとにお疲れさまでした。安房峠過ぎてから松本へ抜けるまでの道は途中狭いトンネルなんかも多くて気を遣いますよね。昔、安房峠を旧道で走ってみましたが、もういいかなと思えるほど、有料でもあのトンネルの恩恵は素晴らしいと思います。
そして、急遽ふもっとっぱらでのファミリーキャンプでしかも冬キャンプ、凄い行動力ですね!感心しました。私も今年は勇気を出して?ふもっとっぱらへ行ってみたいと考えてます。ブームも去ったいまなら予約も取りやすそうな気がしますし?なんかワクワクしてきました。(笑)
YANASOからてつへの返信
コメントありがとうございます。
冬は北陸のキャンプ場が全然選べないので、遠征が多めになってます。(増穂浦が復活(復興)してくれないかなぁ…)
安房峠旧道は一回走ってみたい気持ちはありますけど、目的地を長野辺りにしないと辛そうですね💦。
ふもっとっぱらは、未だに土日は厳しいですが、平日を跨げば大丈夫だと思います。
富士山と数百単位のテントが並ぶ姿は、圧巻で他では味わえない雰囲気でした。
超高規格キャンプ場なので、キャンプ飯は不要な感じでしたw。
ただ、富士山が見えないとか、強風でテントが破壊されたりとか、ギャンブル要素が多いのが玉に瑕ですね💦
でも近くにあったら、毎月通いたいくらい魅力があるところでした。是非行ってみてください!(エスロクなら峠も楽しいでしょうし👍)