プロジェクト・ミュー「BooM WAGON(リア)」
取り付け手順
-
シューの開き具合を自動調整する金具はこんな感じで付いてます。サイドブレーキなどを引いてシューが広がると▽状の金具が下に落ちて行き、磨耗に合わせて最適な位置になるようになっています。新しいシューを付ける時は、一番縮む位置(上)に移動しておく必要があります。
-
画像の赤丸部分にブレーキグリースを塗ります。ドラム内部の金属が擦れる場所なので、良く見ると金属が削れている場所がわかります。
-
さて、今回の作業の山場のシューの戻し作業です。まず車両に取り付ける前に、シューの部品を全て組み立てます。画像の赤矢印のリテーナーリングはプライヤでカシメてください。あとブレーキグリースも塗ってください。
多分、先にバネまで付けちゃうやり方は正しくありませんが、バネが想像以上に固く握力だけでは伸ばせないので、先にバネを付けてシューごと伸ばす作戦です。下の画像のように若干「くの字」になるのが正解です。まっすぐの場合は、何かにひっかかってます。
そして、片方だけ車両に固定して、もう片方はバネのせいで非常に固いですが、思いっきり引っ張って取り付けました。この時、ピストンが左右に動いちゃいますが、ピストンを押し込み過ぎると、フルードと共に反対側からピストンが飛び出すので注意が必要です(飛び出すとエア抜きなどが必要になります)。
-
苦労して所定の位置に取り付けることができたら、外れないように画像赤丸のシューホールドピンを留めます。バネを指で縮めながらピンを90度回す必要があり、うまくいかずイライラすること間違いなしです(笑)。
ガチャガチャやっていたので、シューの塗装が所々剥がれてしまいました(見えないので良いですけど
)。これをもう片方もやりますが、組み立て方がわかっていても、車両に戻す時は苦労しました。
-
ドラムを取り付けて、サイドブレーキとフットブレーキを数回踏んで、シューとドラムの隙間を自動調整します。達人は自動調整だけではなく、手動で左右の隙間の誤差を細かく調整するみたいですが、素人なので自動調整にお任せしました(今のところ、問題は発生してません)。
自動調整後に、ドラムを開けて見てみると、確かに調整金具が少し下に動いてました(画像の赤矢印)部分。
-
最後に30mmのドラムナットロック(締付トルク21〜27kg・m)とドラムキャップを付けて完成です。ドラムキャップは、金槌で乱暴に押し込んだらベコベコになっちゃいました(苦笑)。端っこを丁寧に叩いた方が良いです。
レポートの移動
- [Next]リアバンパーDIY塗装
- [Prev]BooM WAGON(フロント)
スポンサーリンク
人気記事
![]() |
DAYTONA「消音グラスウール」 マーチ(K12)のマフラーのインナーサイレンサーにDAYTONAの消音グラスウールを巻いた時のレポートです。 |
![]() |
リアバンパーDIY塗装 マーチ 12SRの後期型用リアバンパーをDIY塗装した時のレポートです。 |
![]() |
タイヤはみ出しチェック マーチ 12SRのフェンダーからタイヤがはみ出してしないかチェックしてみました。 |
![]() |
e-manage セッティング編 GReddy e-manageのセッティング方法について説明します。 |
![]() |
プロジェクト・ミュー「BooM WAGON(リア)」 マーチ(K12)にプロジェクト・ミューのBooM WAGON(リア)(リアブレーキシュー)を装着した時のレポートです。 |
![]() |
車高調整式サスペンションの車高調整方法 マーチ 12SRに付けたHKS HIPERMAX C-Compactの車高調整方法についてです。 |
![]() |
NISMO「汎用フェンダーモール」 NISMOの汎用フェンダーモールのインプレッションについてです。 |
![]() |
自作メーターパネル インクジェットプリンタで、マーチ(K12)用の自作メーターパネルを製作した時のレポートです。 |
![]() |
GP SPORTS「EXAS EVO TUNEマフラー」 マーチ(K12) 12SRのマフラーをジーピー スポーツの「エグザス エボチューン」に交換した時レポートです。 |
![]() |
ケーファクトリー「エキゾーストマニホールド」 マーチ(K12)のエキマニ交換レポートです。 |