味見程度ですけどね(^^;
日産車の安全装置として、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)という機能があります。(画像の横滑り防止スイッチのやつ)
基本機能は以下です。
- VDC機能:走行中の横滑り状態をセンサーで判別し、走行時の車両安定性を向上させる。
- トラクションコントロール機能:滑りやすい路面などで駆動輪が空転した場合、出力を抑えることにより、駆動力およびハンドルの操作性を向上させる。
- ブレーキLSD機能:滑りやすい路面などで駆動輪が空転した場合、空転している駆動輪にブレーキをかけることにより、もう一輪の駆動力を確保する。
- ABS機能:アンチロックブレーキシステム
基本的に、スポーツ走行では邪魔とされる機能ばかりですが、1点だけ「ブレーキLSD」が気になっていました。
ノーマルのノートニスモS(5MT)のサーキット走行動画を見たことがあれば知っていると思いますが、VDC OFFだとコーナーの立ち上がりで、内輪が空転して全然進みません。
実際に私も試してみましたが、雨の日のタイトコーナーでVDCなしでアクセルを踏むと、内輪ばっかり空回りして、全然前には進みませんでした(苦笑)。(LSDなしだと、グリップの少ない方ばっかりに駆動が配分され、理想と真逆の動作になります)
前置きが長くなりましたが、雨の日の夜(会社帰り)に、VDCオン(ブレーキLSDあり)で走ってみました。ふと、「この低グリップならVDCオンの方が速いんじゃね?」...と思いついたからです。
すると、どうでしょう?
おっ!?内輪だけブレーキがかかって、LSDっぽい動きをするじゃないですか!
実際はトラクションコントロールのせいかもあるのかもしれませんが、左右のタイヤ別々にブレーキをかけることは人間には出来ないので、独特の感覚を味わえます。
内輪にブレーキがかかり、外輪にトラクションがかかればどうなるかわかりますよね?LSD入りの車のように、アクセルオンで空転せずに、巻き込むように曲がれて、うまくまったような気になれます(笑)。
VDCも使いようによっては、良いかもしれないと思いました。(基本的に抑える制御なので速くはならないと思いますが、雰囲気的にはありですww)
VDC OFF推奨の場面
- 0-100km/h加速時 (1速→2速のシフトチェンジで「ギャッ」とタイヤが鳴る状態)
- あえて滑らせて姿勢をアクティブに変えたい場合
(サイドブレーキが効かないので無理かもしれない...ww) - タイヤのグリップを100%まで使いたい場合
(VDC ONは80~90%くらいで介入が入る?)
VDC ON推奨の場面
- 2速以降しか使わない場合
- ストリートでタイヤを7~8割までしか使わない場合
- 雨の日にタイトコーナーを攻める時
- 雪道などの低グリップ路面を走る場合
まあ、VDC OFF+機械式LSDが一番速いのは間違いないと思いますけどねww
ただ、機械式LSDは高すぎるので、無料のブレーキLSDを使うのも悪くないかもしれません。
後は、雪道でスタックし難いのもメリットですね。
(電子制御のないエッセでは、片輪浮いたら無力だったので...)
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