『FEEL GOOD』と『POWERFLEX』を取り付ける

ノートニスモSをシャキッとさせる!

はじめに

ノートニスモS(5MT)は、純正でもシャキシャキしてるんですけど、走行距離が2万kmを超えると、ゴムの劣化で少しグニャグニャしてきたので対策してみました。

隙間に挟むだけの比較的お手軽系のパーツです。


FEEL GOODの取り付け

最初は足回りのグニャグニャを改善するために、巷で評判のスペーサーを挟むタイプのチューニングパーツを入れてみました。

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E12ノートの足回りの構造を調べてみると、サスペンションの頭をゴムでボディーに挟み込んで、天板のお皿(ゴムの内側に金属が入ってるやつ)をネジ1本で固定する方式なので、ヘタってくるとゴムが縮んで隙間がどんどん広がって行ってしまうみたいです...😅。

確かに、車高調に交換した時に、こんなボルト1本だけでちゃんと固定出来るんだっけ?...と思ってました。

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隙間的にはまだ問題ないレベルですが、実際にフィーリングが悪くなってきたので、評判のBROAD FACTORY『FEEL GOOD Ver.2 SP』を購入してみました。

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K13マーチ/E12ノート共通の前後セットを購入しました。(7千円ちょいです)

リアは、あまり意味はない気がする(リアは回転しないのでヘタらない?)んですけど、フロント単品の商品が欠品中だったので、仕方なく前後セットを選びました。😅

まあ、差額2千円位なので、納期重視でこちらを選びました。

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早速取り付けます。ジャッキアップするとサスペンションが落ちちゃうので、必ず接地状態で作業しましょう。

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工具は、先曲がりの18mmのめがねレンチがあれば、カウルトップを取らなくてもアッパーマウントのナットを緩めることが出来ます。

運が良ければめがねレンチのみで緩みますが、供回りしてしまう場合は、6角レンチ(純正 6mm、HKS 5mm)をボルトの頭に挿して供回りしないようにする必要があります。

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このボルトって、なんでこんなにベトベトしてるんですかね?(追記:ディーラーの人に聞いたら、緩み止め&錆止め対策だそうです。整備要領書的には再利用不可らしい😅)

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FEEL GOODのVer.2 SPでは、純正アッパーマウントのゴムカバーを取り除く必要があります。こんな感じで固定紐みたいなやつで8カ所留まっているので、ニッパーなどでカットしてください。(結構面倒です)

事前に純正備品(皿2個で1900円位)を取り寄せておいて、カットしておくと楽です。(加工前の物を保管しておけば、純正に戻す時に楽です)

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外すと金属剥き出しのアッパーマウントカバー(お皿っぽいやつ)が出てきます。

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こんな感じでボディーとお皿の間にFEEL GOODを挟み込みます。純正ゴムカバーを外したことによって、しっかり密着しているのがわかると思います。

Ver.1までは純正ゴムカバーの下にそのまま挟んでいましたが、それだとズレやすいので、Ver.2で改良されたようです。(ちゃんと厚みも増やしているみたい!)

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続いてリアです。リアのナットは16mm(HKSは17mm)のレンチで外せますが、フロント以上に供回りし易いのでモンキーレンチで頭を押さえないと外せないと思います。詳細は、車高調交換レポートを参考にしてください。

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外したワッシャーの下にFEEL GOOD(リア用の小さい方)を挟みます。(追記:車高調付属のワッシャーは平らなので上に挟めましたが、純正ワッシャーはお椀形状なので、上は無理でボディーと純正ゴムの間にしか挟めなさそうな感じでした)

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うーん、やっぱりリアはなんのために挟んでいるのかよくわかりませんね😅。ゴムが潰れた状態になるので、多少シャキシャキするのかな?

さて、軽くドライブしてみた感触ですけど、遅い速度では大きな変化はないですね😅。

違いを感じたのは、側溝の蓋(グレーチング)や段差を超えた時の揺れの収まりが良くなったのと、ステアリングの手ごたえがちょっと増えた(重くなった)ところですかね~。😁

やっぱり方向性としては、街乗りよりもボディーが揺れやすいスポーツ走行向けな気がしました。(でも、誰でも100km位走れば、必ず変化を体感できるレベルの効果はありますよ!)


POWER FLEXの取り付け

続いて、N-TECさんのパワーフレックスを取り付けます。

本当はFEEL GOODだけ買う予定でしたが、こちらも評判なので、隙間埋め繋がり(?)で買ってみましたw。

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これは、エンジンとミッションの揺れを吸収する純正ゴムブッシュの無駄な隙間を埋めるアイテムで、ノート・マーチ固有のぐにゃッとしたシフトフィーリングを改善する効果があるそうです。

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見た目は、3Dプリンターで簡単に作れそうな感じですが、なんと1万円もします!😱

どうやらイギリスのPOWERFLEX社という信頼と実績のあるメーカーに、N-TEC専用設計で金型から製作してもらった逸品らしいので、高いのも納得です。

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エンジンの下に潜る必要があるので、ジャッキアップしてウマを噛まします。(フロントだけでOK)

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エンジンの純正トルクロッドを外すには、18mmのソケットが必要です。

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かなり固めのボルト(2本あり)なので、めがねレンチだと厳しいと思います。長めのソケットレンチでも手だけじゃ緩まなかったので、足まで使って緩めました😅。(そういう意味でも、リジットジャッキでちゃんと固定させないと怖い作業です)

トルクロッドが外れれば、後は簡単で、パワーフレックスを被せるだけです。😁

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純正の謎の隙間がキレイに埋まっています。

完全に埋めずに微妙な隙間があるので、乗り心地にはほとんど影響がないみたいです。(暖気中のアイドリングで振動が若干増えたような気がしますが、エンジンが暖まると問題なさそうです)

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元の場所に戻してボルトを思いっきり締めて固定します。(75N・mらしいので、ホイールナットより少し緩いくらいかな)

ジャッキアップすると遠目に黄色いのが見えて良いですね!

さて、こちらの効果ですけど、FEEL GOODと同じで劇的な変化はないですね。😅

エンジンの揺れによるトルクロッドの底突きを抑える効果があるらしいので、これもスポーツ走行時(エンジン回転が高い場合)に効きそうな感じですね!(マーチニスモの方が純正トルクロッドが弱いので体感できるらしいです...本当か知らんけどw)

一応、街乗りの3~4千rpmくらいでも、シフトチェンジがスムーズになったような気がするので、多少効果は出てると思います。ただ、エンジンを高回転まで回さない人には不要かも!?...って感じです。(値段高いですし😅)

まあ、どちらのパーツも気持ち良い走りをサポートしてくれることは間違いない(悪くはならない)ので、明日からの通勤(特に帰りの峠道)が楽しみです!😁

では、また!

動画