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「車高調整式サスペンションの車高調整方法」

(2007/11/23)
マーチ 12SRに付けたHKS HIPERMAX C-Compactの車高調整方法についてです。

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はじめに

夏に購入した車高調(HKS HIPERMAX C-Compact)ですが、 「雪道でバンパーを割らないため!」というのが購入の大きな動機でした。 そして、冬も近づいて来ましたので、いよいよ車高を上限まで上げてみました。

知っているようで知らない車高調整方法をまとめておきます。 ショップで付けてもらったきり調整していないっていう人も多いはず!?。

準備

使用した工具は以下の通りです。基本的に、やることは簡単ですがネジが緩むか緩まないかが全てです

前後共通

  • 油圧ジャッキ
  • リジットジャッキ(ウマ)×2
  • 車高調に付属しているフックレンチ×2
  • 定規
  • CRC 556

フロント(全長調整式)

  • カナヅチ(ブラケットが固い場合に使用)

リア(バネ・ショック別体)

  • リジットジャッキ(ウマ)×2
  • 17mmのソケット or メガネ レンチ
  • 長いエクステンション or 鉄パイプ

リアはバネを外すために分解が必要で、固いネジがあるので工具選びが重要です。舐めてかかると、片側を調整終わった後にもう片方のネジが回らない!…などという悲劇に見舞われます。ちょっと高級なネジを舐めにくい工具を使用してください(種類も必要以上に多めに用意した方が吉)。

作業(フロント)

  1. まずは、ジャッキアップしてリジットジャッキ(ウマ)を噛ましてタイヤを外します(基本作業なので省略。これが出来ない人がやるには危ない作業なので諦めてね)。
  2. 半年でこんなに汚れてしまいました(左画像)。車高調整の命であるネジ山をキレイに洗浄してあげました(右画像)。
    (汚れ)(洗浄後)
  3. 車高調整前に、調整前の車高をメモしておきましょう。 自分の場合、巻上げ寸法(画像参照)を測りました。
    (巻上げ寸法)
  4. フロントの車高調整ですが、まず下のブラケットロックナット(灰色のやつ)を右に回して上に移動させておいてください。 次に車高を上げる場合は、スプリングロックナット(金色の下側)を右に回します。 逆に車高を下げる場合は、ライドハイトアジャスター(金色の上側)を左に回します。

    こうすると、ネジ山を切ってある筒が回転して、その下のケース(ブラケット)に吸い込まれていったり出てきたりして バネの伸び縮みに影響なく車高が変えれます(全長調整式の場合)。

    (フロント調整)

    普通のネジ式車高調の場合、ライドハイトアジャスター(金色の上側)を上げ下げして車高を調整するので、 車高変化でバネが伸び縮みしてしまい、乗り心地に影響を与えます。

    比較的簡単そうに見えるこの作業ですが、実は罠が潜んでします。 ブラケットロックナット(灰色のやつ)が非常に固く、付属のフックレンチではとても緩まないのです。

    どうしたかというと、まずはCRC556をたっぷり吹き付けてから、フックレンチをかけてカナヅチで ガンガン叩いて瞬間的な力で緩めました(経験上じわ~っと力をかけても無理だと悟ったので…)。 もちろんフックレンチが痛むので真似する時は自己責任でお願いします (HKSの場合、別売りで専用フックレンチが用意されているみたいです)。

  5. 車高調整が終わったらブラケットロックナット(灰色のやつ)を締めればフロントは終わりです。 蛇足ですが、車高にはメーカーが定めた上限・下限(説明書に記載されてます)がありますから、その範囲内に収まるように注意してください。

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