すんなりいかんかった(^^;。
iPhone SE2の動画が結構きれいに撮れるので、今後Youtube動画にも取り入れていきたいと思いましたが、編集時にいろいろトラブルが発生したので、共有しておきます。(PCで編集する場合の話です)
まずは、iPhoneからPCに画像・動画を取り込む時点でトラブりました(^^;。
どうもiPhoneは、最新の高効率・高画質のフォーマット(HEIC/HEVC形式)がデフォルトになっているんですが、それをPCに取り込む際に互換重視のフォーマットに変換してくれる機能が悪さをしているようです。(画像は問題なく変換されたけど、4K動画の取り込みが失敗した)
この問題は、「元のフォーマットのまま」転送する設定に変えたら解消しました。
具体的な取り込み手順
- PCに最新のiTunesをインストールする。
- PCとiPhoneをUSBケーブルで接続する。(Apple純正ケーブル(付属品)推奨)
- iPhoneで「PCを信頼する」を選ぶ。
- PCでiTunesを起動し、iPhoneへのアクセスを許可する。(一度、許可すれば次回はiTunes起動不要)
- Windows エクスプローラー([Windowsボタン]+[E])の[PC] > [Apple iPhone]を右クリックし、「画像とビデオのインポート」を選択する。
- これで、4K 30Pの動画を選択して転送すると「このデバイスに到達できません」というエラーが発生!。どうも、iPhoneの最新のファイル形式(HEIC/HEVC)形式を、一般的な形式(JPEG/MP4)に変換する機能が邪魔をしているようです。
- iPhone側の[設定] > [写真] > [MACまたはPCに転送]の設定を「自動」から「元のフォーマットのまま」に変更すると問題が解消。
- これで、最新フォーマットのままPCに転送できました。ただし、最新のファイル形式にPC側が対応してないと開くことができないので注意してください。(2017年以降のHEVC対応のCPUを積んだWindows 10であれば再生で可能らしいです)
次に困ったのが、PC側の動画編集ソフト「EDIUS Pro 9」に動画取り込むと、変な残像が出る現象です。いくら画質がよくても、これじゃあ使い物になりません(T_T)。
これは見てもらった方が早いんですけど、上記の画像のように、乱視の人みたいに線が2重に見えてしまいます。
問題点
- iPhoneで撮影した動画のフレームレートが一般的なビデオカメラと異なる。(29.96FPSではなく30.00FPS)
- EDIUS固有のフレーム補完機能が余計な仕事をしている。(前後のフレームを勝手に合成する)
対処方法
- 1.EDIUS Pro 9の[設定] > [システム設定] > [アプリケーション] > [プロジェクト プリセット] > [新規プリセット]で、フレームレートが「30P」か「60P」の映像プリセットを追加する。
- 既に作成済みのプロジェクトのフレームレートは変更できないため、「新規プロジェクト」を作成する。
- 上記プロジェクトのタイムラインにiPhoneで撮影したビデオクリップ(拡張子 MOV)を追加する。
- ビデオクリップをクリックして、Alt+E(右クリックメニューの[時間エフェクト] > [速度])を押下して、[補間設定]をクリック。
- 補間方法を「フレームブレンド」から「最近傍法」に変更する。([規定値として保存]しておくと良いかも)
これでiPhoneの動画が劣化せずにPCで編集できるようになりました。
最先端を行くiPhoneらしいと言えば、それまでですが、いろんな機器を跨ぐ場合は互換性も大事だなぁ...って思いました(^^;。極論を言えば「PCもApple製にしろ!」という暗示なんでしょうね(苦笑)。
とりあえず、解決してよかったです!
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