思ったより大変だった(金かかった)ぜいw。
うちのデジカメ(SONY DSC-RX100M7)は、最高画質で4K HDR 30FPSの動画が撮影できます。
PC用のモニターは前に買った「4K 27インチ 液晶モニター」(DELL P2715Q)があるので、一応4K動画が見れるのですが、残念ながらHDR非対応だったんです(T_T)。
HDRというのは、ハイダイナミックレンジってやつで、従来のモニターよりも幅広い明るさを表現できます。今までのSDRより、強い光を表現できるので、より肉眼に近い良い絵を出力できます。(ただし、録画機器とモニター両方にHDR対応が必要)
4K HDR対応のモニターは、安くなってきたとはいえ、6万円ほどするので、勢いで買えないんですけど、コロナ給付金を当てにしてポチってしまいましたww。(安いメーカーなら3~4万円でもあるんですけど、モニターは重要視している)
DELLで大きな不満はなかったので、同メーカーの最新版(U2720QM)を買いました。(箱がでかい!)
テレワーク需要(?)で納期は半月ほど待ちました。
中身はこんな感じ。液晶を痛めないように、裏にスタンドをドッキングさせてから引っ張り出せるようになっているのが良いですね。
入力端子は、HDMI2.0×1、DP1.4×1、USB-C×1とメジャーな接続方法は網羅してます(4K 60FPS対応)。普通のUSB機器を繋ぐ場所も何カ所か付いてます。
同じメーカーで同じサイズ(27インチ)ですけど、新しいのは縁(外枠)が細いので、若干小さくスタイリッシュになってます。
DELLのは、液晶の可動範囲が広いのが気に入ってます。今回のも、液晶の最下部を地面から3cm位のところまで下げることが出来ます。
枠が狭いので正面ロゴは、かなり小さめ(控えめ)になりました。
無事設置できました。今までスピーカーと隙間がなかったんですけど、左右1~2cmくらい空きました。
これで4K HDR 60FPSの動画がYoutubeで見れるぜぃ!...と喜んでいたんですけど、なんか動きがおかしいです。
去年の夏に購入したばかりの最新自作PCで動かしているのに、4K HDR 60FPSの動画がカクカクします...orz。(5秒おきに音が途絶えて不快)
どうも、グラフィックボード(REDION RX560)のハードウェアアクセラレーション(動画再生支援)が効いておらず、CPU(Core i5 9400F)が悲鳴(使用率100%)をあげてました(^^;。
「あれ?前は4K 60FPSでも動いてたのに?」...と思ったので調べてみると、Youtube側で4Kのネットワーク負荷を落とすために、Google製のVP9というコーデックを採用し始めたのが問題のようです。
次世代コーデックとしては、iPhoneなどが採用しているH265の方がメジャーで、RX560も対応しているんですけど、マイナーなVP9は未対応のため、CPUスペックを控えめにした家のマシンでは限界を迎えたようです...orz。
ここまで来たら、意地でも動かしたいので、中古で8千円だったRX560は外して...。
新品の「MSI GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G OC」を購入しました。これならVP9コーデックで動画再生支援が効くとのことです。nVIDIA製の入門機種なので、1万5千円と割と安いです。
本体は、かなり小さいですね。(でも性能はアップ!)
おお!mini-ITXのケース(RAIJINTEK METIS PLUS)でも余裕ですね。ツインファンだと本当にギリギリだったので、こっちの方が安心ですね。
出力端子は、RX560と全く同じですね。MSIのは玄人志向のやつと違って、キャップが付いているのが良いですね。(中古だったのでキャップがなかっただけかも(^^;)
試しにベンチマークを回してみました。
すごい!!RX560の2倍の数値が出ました!PCゲームをバリバリやる予定はありませんが、これならある程度のゲームは楽しめそうですね。
脱線しましたが、4K HDR 60FPSの動画を再生してみました。
おお!GPUの「Video Decode」というグラフが動いており、ハードウェアデコードしているのがわかります。
おかげで、CPUは12%前後で涼しい顔で再生できるようになりました!(満足)
動画再生中の画面ですが、左がChrome(HDR対応)で、右がFirefox(HDR非対応)です。
HDRの方が明暗がくっきりして、色合いもはっきりしていて、キレイになっているのがわかると思います。(肉眼だともっとキレイなんですけど)
ただ、HDRの方式によって再生出来たり、出来なかったり(暗く映る)して、パソコンでHDR動画を再生するには、まだまだ環境の整備が追い付いてないのかなと思いました。(HDRのPQ形式はOKだったけど、HLG形式は暗くなる)
あと、NVIDIAのビデオカードは、デフォルトの色合いに癖が強くて調整が大変でした。(AMDの画面の方が好みだったが、VP9に対応する気配がないのでしょうがないか...)
最後に、RX100M7の最高画質で撮ったソロキャンプ動画をHDRで再編集してアップしたので、HDR対応の機器を持っている人は、見比べてみてください。
元々コントラスト(明るさの対比)が少ない映像だったので、違いが判り辛いかもしれませんが、空の青色がちゃんと映ってたり、金属のキャンプギアがキラキラ輝いていたり、焚き火が美しかったり、細かな違いは感じます。
難点としては、動画編集ソフト(EDIUS Pro 9)が、HDRのプレビューに対応してない(*)ので、事前にカラーバランスの確認ができないところが辛いですが、動画ファイルは出力できたので、今後の動画にはHDRを積極的に取り入れていきたいと思います。
(*)chromeみたいにWindows10のHDR機能を利用して画面の一部にHDR動画を埋め込むことは出来ないようです(アプデに期待)。一応、専用ビデオI/Fカード経由でHDRモニターに出力すればプレビューできるみたいですがハードルが高すぎます(業務用という感じ)。
「うちの環境はHDR対応してねぇ~よ!」って方が大半だと思いますが、Youtubeの場合、HDRを自動でSDRに変換してくれる機能があるので安心してください。(色合いは違和感なく変換されます。キラキラ感は消えますけど)
さて、さすがに買い過ぎたので、古い部品を売ったりして、給付金の取り分(5万円未満)に収まるように調整しないと行けないですね(^^;;
では、また。
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