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「リアバンパーDIY塗装」

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塗装前の確認

先に言っておきますが、この手順はパール系の色には対応していません。パール系は塗料の層が異なるため、DIY塗装は非常に難しいです(メーカーでもパール系の塗装は割高です)。

塗装に最適な条件が整っているか確認します。

  • 湿度が低いこと(天気予報が雨でなければOK)
  • 風が弱いこと(強いと塗料が飛んでいきます[汗])
  • 最適な気温であること(20℃前後)
    (気温が低いと塗料が固まらず、高いと空中で固まってざらざらになります)
  • 近所で洗濯物を干してたり、窓を全開にしている家がないか?(風が弱くても結構飛散します)

準備~カラー塗装まで

  1. バンパーをカーシャンプーなどでキレイに洗います(泥や砂などを完全に落とす)。

    洗浄
  2. 600番位のサンドペーパーで、全体が白っぽくなるくらいに足付けを行います(全体に薄く傷を付けることで、塗装の乗りが良くなります)。

    足付け
  3. バンパーをダンボールの上などに置いて、全方向からスプレーできるようにします。バンパーは複雑な形状のため、1方向からの噴射ではキレイに塗れません。

    塗装ブース
  4. 塗装面の油分を取り除くため、シリコンオフを全面に吹いて、ウェスなどで拭き取っておきます。油が残っていると、塗料が弾かれて悲しいことになります。

    補足ですが、FRPバンパーなどの塗装の場合、FRPに直接カラーペイントをしても塗装が剥がれるので、FRPプライマーを噴射し、塗装面の接着力をアップさせておく必要があります。あと、プラサフを塗っておくと下地の色や凹凸が目立たなくなります。

  5. スプレー噴射の前に、周りに水を撒いておくと埃や砂が舞い難くなります。また、缶スプレーは噴射力が弱いので、事前にお湯(お風呂位の温度)で温めておくと噴射が強くなります。

  6. 1回目(1本目)のカラー塗装では、遠目(20~30cm位)から全体に薄く広く塗る感じで吹き付けます(まだ、黒くならなくてもOKです)。

    1回目-1 1回目-2

    コツとしては、バンパーは曲面が多いので距離が一定になるように注意します。また、バンパーの端まで行ったら空中に塗り捨てる感じで往復してください(往復する時に手の動きが止まるので、そこに塗料が多く付いてしまいます)。終わったら10分程度乾かします。

  7. 2回目では、少し近づけて(15~25cm位)全体的に色を乗せる感じで吹き付けます。また、カーブや角などの塗装しにくい場所は、事前に縁取りする感じで塗っておくと、塗り残しになりにくいです。終わったら10分程度乾かします。

    2回目-1 2回目-2
  8. 3回目では、もう少し近づけて(10~20cm位)全体的に艶を出す感じで吹き付けます。垂れる寸前が一番輝きますが、これがなかなか難しいです。艶が出ないからと言って手の動きを止めて一箇所に吹き付けると失敗します。手は常に動かして、動かすスピードで塗る量を調整してください。

    3回目-1 3回目-2
  9. 塗装後です。カラーペイントだけですが、結構艶が出て良い感じです[にかっ]。ここで艶が出なくてもクリア塗装で艶を出すことができます。

    塗装後1 塗装後2 塗装後3

    実は、最初のこの塗装が一番できが良かったです[汗]。今思うと、焦らずに塗装の間隔をちゃんと10分空けたのと、3月の気温が低い日に塗装したので、少し離して噴射しても塗装が乾かず均一に塗れたせいかもしれません。

  10. このまま2~3日放置し、完全に乾かします(硬化しない状態でウレタンクリアを吹くと、塗装面が縮むので必ず硬化させてください)。

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