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「ドアミラーベースの塗装」

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手順

小物なので何回か塗装したことがある人なら難しい作業ではありません。しかし、初めて挑戦する場合は、ドアハンドルなどで練習してからの方が良いと思います(失敗したらカラードアハンドルを買えば良い)。意外と複雑な形状なのでムラなく塗るにはコツがいります。

  1. ドアミラーを車両から外します。

    (ドア内側)

    画像を取り忘れたので代わりの画像ですが、ドア内側の三角コーナーのパネルを外します(クリップ留め)。内側に10mmの6角ボルトが3つあるので外すだけです。

    電動格納ミラーのカプラーは、ドア内張りを少しずらしてカプラーのロックを解除しながらコードをゆっくり引っ張ると外せます(内張りやコードが痛むので、内張りを完全に外してカプラーをしっかり握って外した方が安全です)。

  2. ドアミラーを外したら本体と土台(ベース)を分離します。下側に3本のネジで留まってます(プラスドライバーでOK)。

  3. 本体とベースを分離してもコードが外れませんが、これを外すのはかなり面倒なのでコードはそのままにしておきます。

  4. 600番のサンドペーパーで樹脂部分を研磨してザラザラを取ります(塗装の足付けの意味もあります)。研磨で水を使うと思うので、カプラー部分はラップと輪ゴムなどで防水しておきましょう。ここでがんばらないと塗装しても表面が凸凹になるのでがんばりましょう。

  5. 塗装前に塗らない部分を新聞紙とマスキングテープでマスキングしておきましょう(画像は塗装後です[汗])。

    (マスキング)
  6. 塗装面はシリコンオフなどで丁寧に脱脂してください(指紋などが付いていると塗装が弾かれます)。

  7. いよいよ本塗装に入ります。その前に風が来なくて通気性の良い場所を探します。そんな場所がない人は下の画像のようにダンボールで囲むのも手です(自家製塗装ブースです(笑))。

    風が強いと仕上がりが悪くなったり、下手すると車のボディーに塗装カスが付着して取るのが大変になります(油断数秒、研磨数時間です…)。

    (塗装ブース)
  8. 樹脂製の素材なので、そのまま塗装しても剥がれる可能性が非常に高いです。まずはバンパープライマーを吹いて塗料が付きやすい状態にします。

  9. 今回は省略しましたが、サフェイサー(プラサフ)を吹くと塗装の色乗りが良くなります。ぶっちゃけ黒色だと下地が何色でも関係ないのでこの工程は飛ばしました。樹脂が黒なので白・赤・黄などを塗るときはホワイトプラサフを塗っておくと色の差が出にくいと思います。

  10. ボディーと同色の缶スプレーで、全面にムラなく塗料をスプレーしていきます。

    20~30cm位手前から薄く塗り重ねるとキレイになりますが、気温や湿度などによって空中で塗料が乾くこともあるので、ザラザラになる場合は少し近づけるのも手です。

    塗料が垂れてしまった場合は、残念ですが研磨で凹凸を削り落としてから本工程をやり直してください。

  11. カラー塗装がうまく行った場合は、塗料が完全に乾く前(2~3分後)にクリア塗装します。

    クリア塗装では、表面が濡れた(洗車で水をかけた時のような)感じになるようにまんべんなく吹き付けます。カラー塗装で多少ザラザラしていても、クリア塗装で塗料が溶けて滑らかになります。クリア塗装は垂れる寸前が一番光沢がでますが、透明な塗料なのでコツを掴むまでは難しいと思います。

    (塗装1) (塗装2)
  12. クリア塗装まで終わったらしばらく乾燥させてから、室内に持ち込んで最低1日以上乾燥させてます。

    (塗装後)
  13. 塗料が完全に乾いたら最後の仕上げです。まず1000番のサンドペーパーで塗料の凹凸を滑らかにします(研磨後に多少白っぽくなりますが後工程で輝くので心配いりません)。

  14. 次にコンパウンド(細め)を塗り輝くまでひたすら磨きます。

  15. 最後に液体コンパウンドなどで鏡面磨きすれば完璧ですが、そこまでしなくても見れる状態にはなります。自分は洗車傷消し用に買ったスクラッチカットで磨いて仕上げました。

単純な作業ですが塗装は手間がかかるため合計3時間はかかっていると思います。 ブログの方にも塗装のコツとかを書いたので参考にしてみてください。

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