サブコンじゃ最近の車は速くならない

セッティングしてみた感想です。
夜な夜な、3速全開時のe-manageのデータロガーを採取してきました。

青e-manageのロガーデータ(GLD,GLIファイル)をCSVファイルに変換するツールは、e-mana(PCリンク)というツールを使わせて頂きました。(感謝!)
ただ、空燃比データの取り出しに対応してなかったので、自分で改造して空燃比もCSVに出力するように改造しました。(改造OK、ソース公開に感謝!!)

e_mana.exe(実行ファイル for Windows)
e-mana_kai.zip(ソース一式 for Visual Studio 2008)
※上記ファイルの内容については、一切サポートしません(^^;

3速全開ロガー1
上が回転数。下が空燃比(A/F)です。
NAだとA/F 12~13が一番パワーが出るらしいですが、補正なしで、4000rpm以上のA/Fが12前後なので、ほぼ理想的な数値です。

ただ、もう少し薄くして、12.5~13に合わせるとパワーアップする余地があります。
しかし、e-manage(青)では、燃料の減量ができません。

そこで、邪道ですが、エアフロ信号(マーチだと吸気圧センサー?)をマイナス補正し、点火時期を進め、燃料を薄くする(なるだろう)作戦を行ってみました。
4000rpm以上になると、A/Fがほとんど変化しないので、やけになってエアフロ信号 -15%という恐ろしい領域まで攻めてみました(^^;。

すると、4000rpm以上でA/F 13近くを出すことが出来ました。

3速全開ロガー2
しかし、中・高回転域のエンジン回転数上昇を比較しても、なんの変化もありません...orz
なんともつまらない結果です。
結局、燃料だけ理想値にしても、エアフロ電圧をここまで変化させてしまうと、いろんなところに不具合が出て、逆に吹けなくなってしまうようです。
結局、燃調に関しては、補正なしのノーマルが一番良いという結論になってしまいました(爆)。

あとは、点火時期を攻めるしかないですが、青マネだと点火時期をロギングできないし、点火ハーネスも付けてないので触れません。

最近の車のECUは賢いので、サブコンで下手な補正をしても無駄であり、NAだと燃料を増量しなきゃいけないほどパワーアップすることもないので、サブコンはただのデーターロガーにしかならないと悟りました。(銀のe-manageだと違いますが、あの値段を出すならチューンドECUを買った方が良いですね)

最終的には、純正ECUの書き換えが最善と言うことです。
純正ECUの書き換えは、故障診断コネクタ経由で出来るみたいですが、個人で書き換える環境が整ってないので、現状はショップのチューニングECUを買うしか手はないようです。
(インプレッサなどは、個人向けのECU書き換えキットなどが流通しているみたいです。海外だとかなり一般的らしいです)

データだけだと寂しいので、A/F計の動画を貼り付けておきます。


Youtubeで見る(エンジン始動直後)



Youtubeで見る(街乗り走行)



Youtubeで見る(3速空燃比チェック)